市場は日経平均の6万円台到達を当然視し始めているが、その内部構造は変質している。
もはや単なる円安主導のラリーではない。これはAIサプライチェーンの再編と、高市政権による政策の安定性がもたらした構造的なリレイティングだ。
日銀は追い詰められているが、立ち回りは巧妙だ。
国債買い入れを4000億円から2000億円へと段階的に縮小し、システムを壊さずにネジを締め直している。しかし、エネルギー輸入国である日本は依然としてホルムズ海峡の「人質」だ。原油価格の急騰は、タカ派化した日銀の恩恵を瞬時に打ち消すだろう。
今日の焦点は、半導体や光ファイバー関連の中小型株だ。
ブルーチップ(優良株)がピークに達する一方で、「AIの尻尾」にはまだ追いつく余地がある。垂直に近いチャートは壮観だが、忘れてはならない。標度が高ければ高いほど、エネルギー価格の暴騰による「酸欠」は凄惨なものになる。
今週の決算発表のピークを注視せよ。
歴史的高値圏の相場において、唯一意味を持つのは「キャッシュフローがその熱狂を正当化できるか」だけだ。
トレンドに乗れ、だが出口から目を離すな。