MACRO

イラン合意で先物上昇。ハードウェア高続く。ソフトウェアは依然として試練の中。

2026-05-29

昨日は二つの物語が同時に展開された。

何が起きたか:

  • Dellが時間外取引で39%急騰。SKハイニックス+11%。AIの真の勝者はハードウェアインフラと確認。
  • Snowflake +30% — ただしソフトウェアセクターの回復と読むのは早計。Amazonとの60億ドル規模の大型契約による個別株催化剤であり、セクター全体のシグナルではない。
  • Salesforceが爆死。業績ガイダンスが市場予想を下回り、マイクロソフト・オラクルも連れ安。「エージェンティックAI」の物語は今、審判台に立たされている。
  • 米・イラン暫定停戦合意:ホルムズ海峡再開と核交渉再開に向けた60日間の覚書。トランプ大統領は未署名、テヘラン側もノーコメント。原油は反落したが、一つのヘッドラインで反転しうる状況。
  • 第1四半期GDP改定値:2.0%→1.6%に下方修正。PCEはMoMでやや軟化したものの、コアインフレは依然として粘着質。FRBはタカ派スタンスを維持。

何を意味するか: ハードウェアが勝ち、ソフトウェアが傷む。「AI」の内部分裂はもはや無視できない——チップとインフラは評価され、エンタープライズソフトウェアは過大な約束の代償を払わされている。債券市場は動かず:米10年債利回りは4.52%付近で推移。伝統的なヘッジ機能は依然として機能不全。地政学的楽観論は本物だが脆い——今週だけで市場はイランのヘッドラインに3度振り回されている。

本日の注目ポイント: Dellの寄り付き後の上昇持続性。SalesforceのマイクロソフトとOracleへの波及継続有無。米・イラン当局者による正式声明の有無。PCEを受けた金利期待の変化。

結論: AIトレードは分裂した。ハードウェアとソフトウェアはもはや同一の賭けではない。

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